夏になる前に「みずいぼ」治療を始めましょう!

こんにちは、おおたかの森こどもクリニックです。

気温が上がり春めいてきましたが、日によって汗ばむ季節になりました。

これから夏を迎えるとプールや海水浴など、皮膚が直接触れ合う機会が多いため既にみずいぼがあるお子さんでは、みずいぼが増えてしまう恐れがあります。夏を迎える前に治療をしておくと新たなみずいぼ発生の予防になりますので今回は当院のみずいぼ治療についてご紹介します。

みずいぼの症状

みずいぼの原因ウイルスであるヒトパピローマウイルスに感染すると2週間~6か月の間に、水っぽい光沢があり、いぼ状に出っ張っている発疹が出現します。

お腹・背中・わきの下に発現しやすく、発疹の大きさは粟粒大~大豆大まで様々です。
凹凸が気になりひっかいてつぶれたり、自然に脱落したみずいぼが、他の皮膚にくっついて感染し、次々と広がる場合が多いです。

当院のみずいぼ治療

みずいぼは、治るまでに数か月~数年と長期間かかることもありますが、自然に治ることが期待できます。ただし、生活上の注意が必要です
当院では、みずいぼの数が少なく本人も気にならないようであれば経過観察をおすすめしております。治療する場合は、先が輪になったみずいぼ専用の器具で、一つずつつまみ取ります。多少の痛みはありますが、10個以内程度であれば小さいお子さんでも我慢できる方が多いです。みずいぼが数10個以上できている時は、1度に10個ずつの摘除を何回かに分けて行う場合もあります。
痛みを減らすために、処置の1時間くらい前に局所麻酔入りのテープ(リドカインテープ)を貼ってから取る方法もあります。

液体窒素での摘出や銀イオンクリームといった治療方法もあります。しかし、液体窒素を用いた治療では強い痛みを伴う、水ぶくれや血豆ができる、色素沈着や痕が残るなどにより治療期間が長くなる恐れがあります。また、銀イオンクリームは痛みがほぼないものの効果が出るまで3~4か月かかること、自費診療のため自己負担が発生し数か月の治療では負担額が増加してしまう恐れがあります。

さらに、みずいぼがあったとしてもタオル、浮き輪、ビート板などの共有を避けることでプールに入ることは禁止されていません。

そのため、おおたかの森こどもクリニックでは基本的には経過観察とし治療のご希望があれば即効性の高い専用器具での摘出を行っています。

水っぽい出っ張りがあり、気になるようでしたら夏を迎える前に一度当院へ受診ください。

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