毎年花粉症シーズンが憂鬱…花粉症対策は症状が現れる前が大事!

皆さん、明けましておめでとうございます!どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

年が明けて、そろそろかな?と気になることと言えば…花粉症です。

昨年の春は、スギ花粉の飛散量が非常に多く、猛威を振るいました。花粉症の患者さんは本当につらい思いをされたことだと思います。

そんな2024年、今年の気になる各地域の花粉の飛散状況は

例年に比べると(平均と比べて)

九州・四国・中国・東海はやや多い

近畿・北陸・関東甲信・東北は多い

北海道は非常に多い

前の年と比べると

北陸は少ない

九州・四国・中国・近畿・関東甲信はやや少ない

東海は前の年と同じくらい

北海道は非常に多い

と日本気象協会より発表されています。

千葉県は前年に比べると飛散量が80%と減少していますが、例年と比べると150%とかなり飛散量は高いです。

そんな花粉症の治療法の1つに初期療法というものがあります。

花粉症の初期療法とは

「花粉の飛散がピークになる時期の症状の抑制、または軽減するために、症状が現れる少し前からお薬の服用を始めておく治療方法のこと」です。

この少し前とは、花粉の飛散が本格化し始めるまた花粉症の症状は出始める2~3週間前を指します。

つまり、2月の上旬ごろから花粉の飛散は徐々に増えてきますので、花粉症の初期療法は1月の中旬から下旬にかけて準備をする必要があります。

そうすれば十分に効果が見られます。

花粉症の初期療法に使用をするお薬は、患者さんの花粉症の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり…)によって異なります。そのため、市販のお薬を早めに飲めばよいというわけではありませんのでご注意ください。

今までの自分の花粉症の症状を医師に相談をした上で、お薬を処方してもらうようにしましょう。

また初期療法の効果が出て、「私は今年の花粉は大丈夫なのでは?」とお薬を飲むのをやめてしまわれる患者さんが中にはいらっしゃいますが、途中でやめてしまうと、症状が一気にひどくなることもありますので、花粉の飛散が落ち着くまではお薬を飲み続けることをお勧めします。

毎年の花粉症でお悩みのお子さんはお近くの小児科までご相談ください。

当院でも、アレルギー外来を設置しており、花粉症の初期療法をはじめ、舌下免疫療法などに関しても治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎などのアレルギーに関して詳しく知りたい方はこちら(https://otakanomori-cc.com/top_al/)をご覧ください。