一般小児科

専門分野にこだわることなく、下の図のような幅広い症状に対して診療していきます。また、発育(成長、発達)について気になることがあるという場合につきましても遠慮なく、ご相談ください。

こどもによく見受けられる症状

  • 発熱
  • 鼻水、鼻づまり
  • せき、痰
  • 喉の痛み
  • ぜーぜーする
  • ひきつけ(痙攣)
  • お腹が痛い
  • おう吐、下痢
  • 便秘
  • 湿疹(ブツブツ)
  • 肌のカサつき
  • 機嫌が悪い
  • 泣き方がいつもと違う
  • 何となく元気が無い
  • 顔色が悪い
  • 食欲が無い
  • おねしょ(夜尿症)など

一般小児科で扱う主な疾患

感染力の強い病気が疑われる場合には

予防接種を受けることにより多くの感染症にかからなくなってきています。しかし、予防接種を受けていないとウイルスに感染することがあり、なかでも『はしか(麻しん)、おたふくかぜ(風しん)、水ぼうそう(水痘)といったウイルスは感染力が非常に強いので』注意が必要です。お子さんを見て、これらの感染症が疑われる場合には、ご来院される前に一度お電話等でご連絡ください。連絡を受けた受付スタッフが、その後の受診方法などの説明をいたしますので、受診の際はその指示に従うようにしてください。また、来院後にこれらの感染症が疑われた場合は、速やかに個室隔離で対応させていただいています。
これは、感染力が非常に強いため他のお子さんにうつしてしまわないように、隔離することで可能な限り院内感染を減らしていきたいと考えております当クリニックからのお願いでもあります。

はしか(麻しん)

はしかは麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、空気感染するため非常に感染しやすい病気です。しかし、MRワクチンの2回接種を実施するようになり日本での流行は減少し、2015年にはWHOから麻疹排除国と認定されました。しかし、MRワクチンをまだ打っていないお子さんは感染する可能性があり、感染した場合ときに命に関わる合併症を引き起こすことがある感染症です。MRワクチンを打っていないお子さんははしかに感染している人から高率に感染するといわれています。1人のはしか感染者は免疫を持たない12~18人にうつすといわれています。

症状

感染してから約10日後に発症します。まず、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。初回の発熱は4日間ほどで一旦解熱する時期があり、この頃に口腔内のほほの内側に細かな白色の発疹(コプリック斑)がみられるのが特徴です。
その後、再び熱が上昇しはじめるとともに、はしかの症状の特徴である発疹が耳の後ろ、首、鼻の根本にまず出現します。一日で顔全体と体幹に広がり、2日で手足まで広がっていきます。この2度目の発熱は、最初の発熱より高く40℃を超えることもあります。
はしかには合併症がみられ、その約半数が肺炎です。頻度は低いものの数年たってから発症する脳炎もあり、この肺炎と脳炎は最悪の場合死亡に至ることがあるため注意が必要です。2001年に日本で流行したときには、約30万人がかかり、80人前後が死亡したと推定されています。
なお、治っても解熱後3日たたないと登校登園できません。

治療法

はしかには特異的な治療法はないため、十分に経過観察し、解熱剤や咳止めなどを使用した対処療法を行います。

予防

予防方法は1才をすぎてから、早期にMRワクチン接種を行うことです。MRワクチンで防ぐことができる病気ですので、1歳と年長には必ず接種するようにしましょう。

予防接種について

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜは流行性耳下腺炎といい、ムンプスウイルスの感染によって引き起こされる、とても感染しやすい病気です。3~6歳のこどもへの感染が一般的ですが、大きくなってからかかると重症になりやすいです。おたふくかぜワクチンで予防することができますが、日本では任意接種になっています。1人のおたふくかぜ感染者は免疫を持たない4~14人にうつすといわれています。

症状

おたふくかぜは感染から発症まで2~3週間程度かけて発症します。耳の下が腫れ、痛みを伴い、発熱することもあります。耳の下は、片方だけ(約25%)腫れることも、左右両側が腫れることもあります。低年齢でかかった場合は症状が全く出現しない不顕性感染で終わることも多いです。
腫れるのは、耳下腺という唾液を作るところですが、顎の下にある顎下腺も唾液腺ですから、顎の下が腫れることもあります。
おたふくかぜは、400~2,000人に1人の頻度で無菌性髄膜炎を起こすことがあります。また、ムンプスウイルスが内耳に入って炎症を起こして、0.1~1%の頻度で難聴を起こすことがあります。難聴の多くは片側性で幼少期の発症が多いため気付かれにくく、将来日常生活や社会生活の質を著しく低下させてしまうことがあります。
その他、膵炎、精巣炎、卵巣炎など様々な合併症を引き起こします。おたふくかぜ感染中に、強い頭痛、頻回の嘔吐、強い腹痛、年長から成人の男性で睾丸の腫れを認めた際には必ず受診しましょう。

治療法

おたふくかぜには、特別な治療法は存在しないため、自然におたふくかぜの症状が治るのを待つことになります。
痛みがひどいときや、熱で体力を消耗したりするときには、症状を抑える薬を使ったり、腫れた部分を冷やしたりすることもあります。
安静にして、水分補給を高熱のある時には安静にして水分補給を欠かさないようにしましょう。また、消化が良くて食べやすいものを与えましょう。

予防

おたふくかぜやその合併症には有効な治療法はなく、予防接種で発症させないようにするのが一番大事です。
お子さんだけではなく、保護者にも大きく負担がかかるため、定期接種ではなく任意接種のワクチンではありますが、積極的な予防接種施行が勧められます。おたふくかぜの予防接種は、MRワクチンと同時接種をお勧めしています。1歳の誕生日と年長になったらMRワクチン接種と同時におたふくかぜワクチンを接種しましょう。
また、治っても耳下腺腫脹後5日経過しかつ元気になるまで登園や登校が禁止となります。

予防接種について

水ぼうそう(水痘)

水ぼうそう(水痘)とは、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。空気感染するので、とても感染しやすい病気です。9歳以下での発症が90%以上を占めると言われていますが、大部分は自然治癒しますが、なかには重症化し生命に危険を及ぼすこともあります。

症状

水ぼうそうは、感染から発症まで2~3週間程度かけて発症いたします。38℃前後の発熱が認められ、その後全身に直径3~5mm程度の発疹が認められるようになります。発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。頭皮にも同様の発疹が認められることがあります。数日にわたって新しい発疹が次々に出現し、紅斑、水疱、膿疱、痂皮のそれぞれが混在し、すべてが痂皮になるまで5~10日間程度かかります。
また水ぼうそうウイルスは、治癒後も体の中に潜伏し、何年も経過した後に帯状疱疹として再発する場合があります。

水ぼうそうは熱性痙攣、肺炎、気管支炎などの合併症を引き起こして重症化することがあります。近年の統計によれば、我が国では水痘は年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。

治療法

水ぼうそうは自然治癒する病気ですが、発症後48時間(遅くとも72時間以内)にウイルスの増加を防ぐために抗ウイルス薬(アシクロビル)を使用すると重症化を予防し治癒までの期間を短縮することができます。症状を緩和させるための対処療法として、かゆみが強い場合にはそれを抑えるための抗ヒスタミン薬の外用、発熱時に解熱剤を使用する場合があります。皮膚からの細菌感染を防ぐために、皮膚はもちろん衣類や布団などを清潔に保つことも大事です。

予防

水ぼうそうの予防接種を行うことで、体内に抗体ができるため、100%ではありませんが感染を予防でき、もし発症した場合でも症状を軽くすることができます。
水ぼうそうは2014年より定期接種になり、生後12~15ヵ月で1回、その後6~12ヵ月開けて1回の計2回の接種を推奨されています。
なお、すべての皮疹が痂疲化(かさぶたになること)するまで登園や登校が禁止となります。

予防接種について

院長
森川哲行
(日本小児科学会 小児科専門医/
日本内科学会 認定内科医)
診療内容
一般小児科外来、アレルギー外来、便秘・夜尿症外来、予防接種、乳幼児健診、風邪症候群、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症、胃腸炎 
住所
〒270-0139 
千葉県流山市おおたかの森南1-4-11
ウェルスおおたかの森2F
最寄駅
つくばエクスプレス・流山おおたかの森駅 徒歩1分
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11:00~12:30
16:00~16:30

11:00~12:30

11:00~12:30
15:30~16:30

14:00~17:30
午後診療
14:00~19:00

14:00~15:00
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14:00~19:00

1歳半
健診
14:30~17:30

14:00~15:00
17:00~19:00

3歳児
健診
14:00~17:30
担当
医表
日・祝
午前 荒木

岩吉
荒木

院長⇒伏間江
(10時に交代)
荒木

岩吉


岩吉
荒木

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宮武

当番医
午後 院長

荒木
院長

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院長

当番医


宮武
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飯田
当番医
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伏間江
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